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ideathon2016_report

 2016年10月31日(月)、「子ども向け心理学実験教材の開発・ワークショップ」アイデアソンが日本基礎心理学会「心の実験パッケージ」開発委員会と、URCF クロスモーダル設計調査分科会と共同で開催された。

 これまで、「心の実験パッケージ」開発委員会では、メディア技術を用いた子ども向け心理学教材の開発と、それを用いたワークショップの運営を行ってきている。ワークショップ教材の充実に向けて、心理学だけでなく教育学や工学、アート、デザインに携わる多様な分野の方々のアイデアを募ってワークショップを提案するアイデアソンを今回初めて実施することになった。

 当日は、心理学や工学など様々なバックグラウンドを持つ17名が参加し、5グループに別れて子供向けワークショップ教材のアイデアを競い合った。

 導入のレクチャーとして、アイデアソン運営側から、心理学ワークショップの意義や、工学と心理学の関わり方などが説明された後、参加者が自分たちの興味分野を紹介するライトニングトークが行われた。アイデアソンの方向性や各々の興味が明らかになったことで、直後の昼食時にも活発な議論が行われていたことが印象的であった。

 昼食後は、グループに分かれてディスカッションを進めていき、自分たちのアイデアの有効性を確かめるプロトタイプの作成などを経て、最終的なアイデアを紹介するプレゼンを行った。劇や映像を交えた発表が行われ、どのアイデアもとても魅力的で甲乙つけがたい出来栄えだったように感じた。

 審査委員の協議の結果、ワークショップ優秀企画賞に選ばれたのはチーム・ムヒの「もう掻かない!かゆみの乗り越え方」だった。誰しもが日常的に経験する「かゆみ」を題材にしたワークショップの提案であった。体験内容が子供にもわかりやすいものであり、またお土産として「かゆみカルテ」を持ち帰ることができる点などが評価されていた。

 優秀企画はワークショップ優秀企画賞として表彰されるとともに、今後、開発という段階に進むことが決まれば、受賞企画の教材開発および科学館などでのワークショップ実践に開発者として研究に参加することができる。
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